イタリア・ミラノ発のラーメン店「CASA LUCA（カーザルカ）」が6月6日に新横浜ラーメン博物館（横浜市港北区新横浜2）に期間限定出店した。

　「昭和33年の下町」を再現した館内に、全国のラーメン店（時期ごとに入れ替わる）が出店する同館。30周年を迎える2024年に向けて、過去に出店したラーメン店が2年間かけてリレー形式で出店するプロジェクト「あの銘店をもう一度」を昨年7月に始めた。

　プロジェクトの17店舗目となる「カーザルカ」は、イタリア・ミラノ生まれの店主ルカ・カタルファモさんが、2013（平成25）年にオープンしたラーメン店（ミラノでは「CASA RAMEN」として営業）。ルカさんはニューヨークで食べた「一風堂」に衝撃を受けて、ロンドン、日本でダシやラーメンの勉強をしたという。同館には2015（平成27）年～2017（平成29）年に同館初の外国人店主のラーメン店として出店した。

　ラーメンは日本のとんこつラーメンをベースに、イタリア料理の技法を取り入れたオリジナル。麺にはパスタ用デュラムセモリナ粉とイタリアパンの小麦粉を使い、具材のチャーシューはパンチェッタの製法を取り入れて、しっとりとした食感に仕上げた。提供メニューは「キングとんこつ」（1,250円）、「ミラノとんこつ」（900円）など。

　同館営業戦略事業部の栗原幸司さんは「以前の出店から8年が過ぎて、ラーメン職人としてさらに腕に磨きをかけた店主のルカさん。今回3週間の復活出店に伴い来日して厨房に立つ。アップグレードしたラーメンに期待してほしい」と話す。

　営業時間は日によって異なる。入場料は、大人＝380円、小中学生・高校生・シニア（60歳以上）＝100円、小学生未満無料。「カーザルカ」の出店は6月26日まで。