港北図書館で慶應日吉の戦争遺跡「日吉台地下壕」紹介するパネル展

地下壕(ごう)のほか、戦時中の貴重な写真も見ることができる

地下壕(ごう)のほか、戦時中の貴重な写真も見ることができる

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 港北図書館(横浜市港北区菊名6、TEL 045-421-1211)で現在、慶應義塾大学日吉キャンパスに今も残る戦争遺跡「日吉台地下壕(ごう)」を紹介するパネル展示が開催されている。

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 太平洋戦争中、旧海軍連合艦隊司令部が置かれた日吉キャンパス。寄宿舎などは兵舎として使われていたが、地下には作戦室や司令長官室のほか、海軍省人事局・航空本部なども構築され、広大な地下壕(ごう)が作られた。「レイテ沖海戦」の作戦命令や戦艦大和の出撃命令などはこの司令部から発せられたといわれている。

 地下壕(ごう)は現在、同校の旧教職員やOB、地域住民を中心に発足した「日吉台地下壕保存の会」のさまざまな活動によって、戦争遺跡として語り継がれている。同会は定期的に地下壕(ごう)の一部を見学する企画も行ってきた。

 今回は「日吉台地下壕保存の会」の協力で、同会が所蔵する地下壕(ごう)や戦時中の写真を展示。合わせて関連する書籍なども紹介している。

 8月7日には中高生向けの特別授業が開催され、訪れた中高生に沖縄戦や空襲、特攻など戦争末期に日吉と日本で起きたことが伝えられた。

 開館時間は9時30分~19時(土曜・日曜・月曜は17時まで)。展示は14日まで。最終日には一般向けに展示ミニレクチャーも(14時~16時)。

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