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あざみ野でウィキペディア執筆イベント 「荏田宿」と「真福寺」を追加

約20人の参加者が現地調査・文献検索・記事執筆を共同で作業した

約20人の参加者が現地調査・文献検索・記事執筆を共同で作業した

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 東急田園都市線江田駅・あざみ野駅周辺で7月24日、ウィキペディアに旧街道沿いの正しい歴史・文化情報を掲載するプロジェクト『第7回ウィキペディア街道「大山道」』が開催された。

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 ICTを使って市民課題を解決する活動を展開している「Code for Kanagawa」らが中心になって企画した同プロジェクト。東京・赤坂から神奈川県・大山までを結ぶ古道「大山道」沿いの寺社、文化財、宿場の正確な情報を信頼できる文献などを調べて、ウィキペディアに掲載している。昨年5月から始まり、これまでに東京・世田谷区、神奈川・川崎市、海老名市でそれぞれイベントを開催してきた。

 ウィキペディア掲載には、特筆性(人に伝えるべき情報かどうか)や客観性など「ウィキペディアの書き方」がある。このプロジェクトでは著名なウィキペディア編集者や管理人、過去にウィキペディアの執筆したことのある経験者が協力し、書き方の指導などを行ってきた。

 今回は横浜初開催で、テーマは江田駅・あざみ野駅周辺の大山道沿いでかつて栄えた宿場「荏田宿」と近くにある「真福寺」。当日は約20人の参加者が集まり、現地調査や山内図書館での文献調査を行った。午後にはアートフォーラムあざみ野内でチームに分かれて執筆作業を実施。共同執筆によってウィキペディア内に「荏田宿」と「真福寺」の項目が加わった。

 「Code for Kanagawa」の小池隆さんは「大名行列などではなく大山信仰のために発展してきた大山道。派手さはないが、知られていない重要文化財や歴史などが多く点在していて、調べがいがある」と話すほか、「地域のこうした知られざる情報を残していくことは意義のあること」とも。

 次回は10月に神奈川・厚木の大山道沿いで開催予定。

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