男子バスケ・Bリーグ横浜ビー・コルセアーズは、キャプテン生原秀将選手(#46)の復帰や外国籍選手の合流で陣容がそろい白星獲得の体制が整い始めた。
11月11日に行われた第8節。横浜はホームにレバンガ北海道を迎えて対戦した。前半は、リズムがかみ合わず北海道に大幅にリードを許す状況が続いたが、ハーフタイムで流れが変わった。
Eyes’が登場してオフィシャルブーストソング「We are B-CORSAIRS」を披露する前に「今日の試合は頂くぞ」といつもより力を込めて観客にメッセージ。曲が始まると「きっと勝つんだ」のフレーズも会場に響き渡った。
どんな苦境や逆境も乗り越えて這い上がりB1を死守してきた横浜ビー・コルセアーズ。その激烈な経験はチームの「底力」となっている。横浜中華街に勤務するブースターは「負けても負けても全力で応援。連敗には慣れている。どんな状況になってもビーコルのファン」とキッパリと話し、「今日は白星。見ててごらん」と笑顔を見せた。
そして後半。その通りの展開が始まった。ロバート・カーター選手(#4)が投じたフリースローのボールがゴールに嫌われると、こぼれたボールで再び自らアプローチ。これも外れるも森川正明選手(#9)が拾ってカーター選手にパス。カーター選手は体勢を崩しながらも投じてボールがバスケットを揺らした。最後まであきらめずにゴールを狙い続けたプレーが横浜にリズムをつかむきっかけを与えた。
第3Qは、カーターやベクトン選手(#7)が活躍し点差を縮めながら第4Qへつなぐ。4Qの残り時間5分27秒でカーター選手がフリースローを決めて68-68で同点。その後80-80となり同点のままタイムアップ。5分間のオーバータイム(延長)に突入した。
オーバータイムは、両チームが果敢な攻撃を展開。横浜はファウルでリードを許す展開となるも、カーター選手が3ポイントなど連続ゴールでリードを奪い94-90で激戦を制した。
横浜は11月14日。まもなくシーホース三河と対戦。白星連覇を狙う。