東名高速道路「横浜青葉インターチェンジ」と第三京浜道路「港北インターチェンジ」を結ぶ、「高速神奈川7号横浜北西線(ほくせいせん)」が、2020年3月に開通する。
延長約7.1キロの自動車専用道路で、約6割(約4.1キロ)がトンネル区間となる同路線。2017(平成29)年にシールドマシン(掘削機)が緑区北八朔町の立て坑を出発し、2018(平成30)年9月には都筑区東方に到達した。現在路線の橋やトンネルなどの構造物が概ね完成しており、これから照明や防災設備などの設置作業が本格化する。
10月9日には、開通のめどがたったことから、メディア向けに北八朔町の工事現場を公開。東名高速道路と接続する高架橋や新たに設置される料金所、シールドトンネル内の「すべり台式」非常口などが紹介された。
横浜市道路局横浜環状道路調整担当の高瀬理事は「都市計画事業認可から約8年かけてここまできた。横浜北線と一体となって、東名と横浜港が直結される。大規模災害時の救援や物資の輸送ルート確保にもつながる」と話す。
開通すると、2017年に開通した横浜北線(きたせん)ともつながり、東名高速道路から横浜都心・臨海部までのアクセスが向上。国内トップレベルで交通量の多い「保土ヶ谷バイパス」の渋滞改善も期待される。