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「げんこつ屋」がラー博に限定復活 94年出店当時の味を再現

げんこつら~めん

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 「名代ら~めん げんこつ屋 1994」が7月20日に新横浜ラーメン博物館(横浜市港北区新横浜2)に出店した。3カ月間の期間限定。

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 「昭和33年の下町」を再現した館内に、全国のラーメン店(時期ごとに入れ替わる)が出店する同館。「フードアミューズメントパーク」が存在しなかった1994(平成6)年に、全国のラーメン店の中から、8店舗が集まり開館した。

 昨年11月から開館時の7店舗(現在出店中の「こむらさき」を除く)がリレー形式で出店する「あの銘店をもう一度 94年組」がスタート。第3弾として「げんこつ屋」が出店した。

 げんこつ屋は1980(昭和55)年に新高円寺駅前で関川清さんが創業したラーメン店。鶏・豚・背脂・香味野菜を煮込んで作る白湯スープとマグロ節と利尻昆布を使った和風スープをブレンドしたダブルスープが特徴だった。

 2000(平成12)年に同館を卒業して、その後は最大17店舗を展開したが2007(平成19)年に閉店。長男の匤仁(まさひと)さんと共に2008(平成20)年に東京・田町にラーメン店「一本の道」をオープンしたが、それから清さんは体調を崩し急逝した。匤仁さんは2011(平成23)年~2019(平成31)年の期間同館に「二代目げんこつ屋」を出店している。

 今回は匤仁さんが16年ぶりに初代の「げんこつ屋」を再現。脂の量やスープのブレンドなど細かい点を94当時のラーメンに近づけた。

 提供するメニューは「げんこつら~めん」(930円)、「ちゃ~しゅうめん」(1,280円)、「豪快ら~めん塩」(1,300円)など。

 同館営業戦略事業部の栗原幸司さんは「多くのラーメン店に影響を与えた『伝説のお店』のラーメンは、創業から40年以上が過ぎた今でも個性的で斬新。二代目・関川匡仁さんの『親父の志と味を伝える』という思いの下、1994年当時の味を再現する。親子間の思いと愛があふれる一杯を、この機会にお召し上がりいただきたい」と話す。

 営業時間は日によって異なる。入場料は、大人=380円、小中学生・高校生・シニア(60歳以上)=100円、小学生未満無料。「「名代ら~めん げんこつ屋 1994」」の出店は10月22日まで。

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