港北経済新聞の2020年PV(ページビュー)ランキング1位に、食パン専門店「高匠(たかしょう)あざみ野店」(横浜市あざみ野2)オープンを伝える記事が輝いた。
大阪・阿波座(大阪市西区)をはじめ、関西・関東・北陸エリアで展開している「高匠」。あざみ野店はもともと銀行のATMとして使われていた建物を改装して、10月2日にオープンした。キャッシュレス化が進む中、街のATMが減っており、こうしたATM建物を使った新しい業態の店舗が増えている。
ランキングは今年1月1日から12月10日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. あざみ野駅前に食パン専門店「高匠」 ATM跡をそのまま店舗に(10/15)
2. オンラインでシャインマスカット狩り 港北の企業と長野の農園が企画(8/24)
3. 横浜・中川駅前の遊歩道で「中川まちなかマーケット」 コロナによる規制緩和利用で(8/19)
4. 高級食パン「銀座に志かわ」、中川駅前に横浜市内初出店(1/20)
5. オンラインで「ドイツクリスマスマーケットin都筑2020」 オーナメントの無料配布も(11/30)
6. 「トトロ」が区役所通りにくっきり センター南の夜景スポット(12/1)
7. 新横浜ラーメン博物館、感染予防対策徹底で3カ月ぶりに営業再開へ(7/6)
8. センター南にハンバーグ専門店「ハンバーグッド」 居酒屋の間借りで(10/7)
9. 今年も「つぼやきいも」販売始まる センター南の住宅街で10年(10/26)
10. 港北・丸紀の「横浜ナポリタン焼そば」が日本ナポリタン学会認定商品に(9/7)
2位にはデジタル農業体験を提供するQtas Japan(横浜市港北区日吉3)によるバーチャルシャインマスカット狩りの話題。コロナ禍で自由な移動が難しい中、自宅からでもブドウ狩りを楽しんでほしいと企画した。
3位は横浜市営地下鉄中川駅前の遊歩道で開催された「中川まちなかマーケット」の記事がランクイン。コロナ禍では珍しいリアルのイベントが8月~12月に毎月催されてきた。国土交通省による新型コロナウイルス感染症の影響に対応するための道路占用規制緩和で実現したこのイベントは、毎回周辺の商店などが出店して、屋外で感染対策を徹底した上で続けてきた。
「銀座に志かわ」(4位)、「ハンバーグッド」(8位)、「つぼやきいも」(9位)、「横浜ナポリタン焼そば」(10位)はそれぞれ食にまつわる記事。「つぼやきいも」は毎年10月~翌年5月の期間、種子島産の安納芋をつぼ焼きで提供しているもので、年々ファンが増えている。
5位は横浜市都筑区の冬の恒例イベントの話題。都筑区はドイツの学校が立地していることやドイツ系企業が多数あり、ドイツ人居住者も多い。これにちなんで毎年市営地下鉄センター北駅前でイベントが行われてきたが、今年はオンライン開催になった。
6位は季節の話題としてランクインした区役所通りの「トトロ」。街灯の並び方がトトロに見える歩道橋は、テレビで紹介されたこともあり、近年知る人も多くなった。一年中見ることはできるが、空気の澄むこの冬はよりくっきりと見える。
7位は新型コロナウイルスの影響で約3カ月間休業していた新横浜ラーメン博物館(横浜市港北区新横浜2)の営業再開を伝えた記事。年中無休で営業していた時期も長い同館が、長期休館することは珍しく、コロナ禍の影響の大きさを象徴するニュースだった。
年初から新型コロナウイルスの影響を大きく受けた今年。急激に人々の生活スタイルやマインドが変わる様子がニュースにも現れた。地域のハッピーニュースを届ける港北経済新聞ではその中でも、読者が明るくなる話題をこれからも届けていく。