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オンラインでシャインマスカット狩り 港北の企業と長野の農園が企画

農園でスタッフが代わりに収穫する

農園でスタッフが代わりに収穫する

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 デジタル農業体験を提供するQtas Japan(横浜市港北区日吉3)とブドウを生産する岡木農園(長野県須坂市)が9月26日、バーチャルシャインマスカット狩りを行う。

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 岡木農園は大正時代から3代続く農家で、現在はブドウを専門に栽培し、生産から販売まで手掛ける。生産されたブドウは百貨店やホテルなどでも取り扱われ、品質の高さから長野冬季オリンピックの際には世界の要人へ「真冬のブドウ狩り」を提供した。

 今回はコロナ禍で自由な移動が難しい中、自宅からでもブドウ狩りを楽しんでほしいと企画。遠方に住む高齢者や農業体験をしてみたいというニーズに応える。

 当日はZoomを使って農園と参加者をつなぐ。農園の紹介やおいしいブドウの見分け方などをレクチャー後、ライブ配信される畑の中から好みのシャインマスカットを選ぶと、スタッフが代わりに収穫する。シャインマスカットは当日中に参加者の自宅へ発送する。

 今後は野菜の収穫体験や果実の成長を定期的に確認できるツールの開発、収穫と連動したオンラインゲームなども展開予定。Qtas Japan代表の高橋明久さん(「高」は正しくは「はしご高」)は「当社はアプリ開発を行うITベンチャーだが、実家が農家や酪農家などのメンバーが多く、以前からデジタル農業体験を推進してきた。コロナ禍においてオンラインの農業体験ニーズが高まっていくと思う。将来就農を考えている方が直接農家の話を聞く場としても活用いただけるよう、サービスを拡充していきたい」と話す。

 開催時間は9時~12時の間の1時間。参加費はシャインマスカット2房付きで4,980円。

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