観葉植物や園芸用品を扱うグリーンショップ「ボタニカル56」(横浜市青葉区美しが丘5)が9月、オープン5周年を迎えた。
運営は、たまプラーザで造園や植物のレンタル業を60年以上営むグリーンプラザ大和園(同)。3代目谷野功明社長が2013年、普段からさまざまな人が集まる場所を作りたいと開いた。
約55平方メートルの店内には、カフェをイメージしたカウンター・ソファ席を配置。多肉植物や植木鉢、土、雑貨などをそろえ、植物のレンタルにも対応する。
店名の由来は、谷野社長の祖父で創業者の谷野五郎さんから。「今は造園業も行っているが、会社はもともと貸し鉢屋から始まった。当時はたまプラーザから渋谷までリヤカーを引いて鉢を運んでいたと聞く。想像もつかない苦労があって今があるので、そのリスペクトも込めて名前を使った」と谷野社長。
これまで店舗内でのイベントやスペース貸しなども行ってきた同店。神奈川県内各所や都内で開かれる植物をテーマにしたイベントにも出店し、植物の魅力を伝えてきた。
谷野社長は同店について「会社を引き継ぐ前から、昔ながらの造園のイメージをポップなものにしたいと考えていた。これまでの5年、造園や植物に縁のない人が集まるようになり、新しい出会いや仕事が増えてとても楽しい。今後も地域とのつながりをつくっていきたい」と話す。
営業時間は火曜日~土曜日の9時~17時。