福島・会津の「牛乳屋食堂」が7月22日~8月11日、新横浜ラーメン博物館(横浜市港北区新横浜2)に期間限定出店する。
「昭和33年の下町」を再現した館内に、全国のラーメン店(時期ごとに入れ替わる)が出店する同館。30周年を迎える2024年に向けて、過去に出店したラーメン店が2年間かけてリレー形式で出店するプロジェクト「あの銘店をもう一度」を7月から始めた。
プロジェクトの第2弾となるのが「牛乳屋食堂」で、同館では2009年(平成21)年~2010(平成22)年に出店している。
福島県の会津鉄道芦ノ牧温泉駅(旧国鉄上三寄駅)前に昭和初期に創業した同店。もともと牛乳屋だったが、初代店主のキヨノさんが近隣の中国人から本場のラーメンの技術を学び、ラーメンの提供を始めた。90年以上の歴史がある同店は、初代から代々女性が店主を務め、現在は4代目の美紀さんが味を引き継いでいる。
同店のラーメンは、地元のしょうゆと煮干し・豚・豚ガラ・鶏ガラ・野菜を使ったシンプルであっさりとしたスープ。麺は手切り・手もみで幅1センチの極太手打麺と手もみの中太会津麺の2種類から選べる。価格はラーメン(極太手打麺)=950円、ラーメン(中太会津麺)=850円。
あわせて会津の食堂では定番のカツ丼(ソースカツ丼)も提供。牛乳屋食堂ではラーメンのスープと特製ソースで豚肉を煮込む。価格はミニソースカツ丼=700円、ミニ煮込みカツ丼=700円。
同館広報の小林綾子さんは「会津屈指の老舗の『ラーメン』と『カツ丼』の二大名物が、新横浜ラーメン博物館に帰ってくる。杯数限定の極太麺は全国的に見てもかなりの太さなので、1度味わってほしい」と話す。
営業時間は日によって異なる。入場料は、大人=380円、小中学生・高校生・シニア(60歳以上)=100円、小学生未満無料。