浄土真宗本願寺派最乗寺(横浜市都筑区勝田町、TEL 090-9549-8427)は5月8日、法事のオンライン配信対応を始めた。
外出自粛要請によって、人が集まる四十九日や年忌などの法事にも影響が出始めているお寺業界。今回は「離れていても故人をしのぶ気持ちは同じ」という考えから、オンライン配信の対応を決めた。
境内の本堂にはビデオカメラとパソコンを設置し、僧侶の読経や法話を配信する。Zoomやユーチューブ、LINEなど利用者に合わせて使い分ける予定で、親族や参列者は自身のスマートフォンなどで、在宅参列できる。
副住職の日野正胤さんは「現状に合わせてお寺も変わるべき。自粛要請が解除された後も、遠方の方や体調不良などさまざまな理由で参列できない方のために、この対応は続けていく。どのような状況でも手を合わせる時間を持っていただけたら」と話す。