高級食パン専門店「迷わずゾッコン 横浜中山店」が4月4日、JR中山駅南口にオープンした。
運営はウェブ事業を展開する「メディアエクスプレス」(千葉県千葉市)。リアル店舗にも挑戦したいと、「ベーカリープロデューサー」の岸本拓也さんの協力の下、2月に水戸市笠原町の住宅街に1号店を出店した。
関東圏で出店エリアを探していた同社。2店舗目となった横浜中山店は、南口のバスロータリー前という好立地なことと、駅を利用する人の多さ、理想的な周辺在住者の年齢層構成などの理由から出店を決めた。
建物の設備の事情から、店内に厨房(ちゅうぼう)は持たず、1号店から毎朝運ぶ焼きたてのパンを販売する。食パンは、プレーンの「迷わずくちづけ」(2斤サイズ=834円)とサンマスカットレーズン入りの「プリンセスレーズン」(同=1,019円)の2種類のみ。独自製粉の小麦粉、生クリーム、国産バターを使うほか、隠し味に乳酸菌を入れて、「迷わずこの食パンに向けて口づけ」をしたくなるような、独特の食感と甘味を実現した。
同社の高橋欣也社長は「この難しい時期にオープンの延期なども考えたが、食パンは毎日食べるものなので予定通りオープンした。通常は多くの方に知っていただこうとポスティングなども行うが、今回はそういったプロモーションを避けた」と話す。
営業時間は10時~18時(なくなり次第終了)。