横浜線十日市場駅近くの新治里山公園内にいはる里山交流センター(横浜市緑区新治町、TEL045-931-4947)で11月16日、「新治 谷戸田収穫際2014」が開催される。
江戸時代末期の建造物「長屋門」や豪農家屋である「旧奥津邸」が保存されているほか、里山の景観を楽しめる遊歩道が整備されている同園。「谷戸田」と呼ばれる丘陵地の森林が三方を囲む谷あいにある水田も広がっている。
同イベントを主催する「新治谷戸田を守る会」は、新治町に残る12枚の谷戸田(3800平方メートル)と里山の自然の保全を目的に活動する団体。春の種まきから秋の稲刈り、精米まで、昔ながらの手作業を中心に無農薬米を栽培している。
今回は収穫されたばかりの新治谷戸田産の無農薬米150キロを販売。会場では餅つき体験やかかしコンテストなどのイベントのほか、谷戸田で栽培された作物で作られたスイーツや豚汁の提供も予定する。
同団体の寺田直史さんは「手をかけて作業してきた分が、収穫へとつながる。それが目に見えることがとてもうれしく感じる。自分も自然のなかの作業で心が安らぎ、田んぼに助けられている。これからもたくさんの人に活動を知ってもらい、谷戸田に人々が訪れていただけたら」と話す。
開催時間は11時~14時。