アフガニスタンの子どもたちへランドセル寄贈 都筑で旅立ち準備イベント

全国から集められたランドセルの開梱・検品・学用品の箱詰めの作業が行われた

全国から集められたランドセルの開梱・検品・学用品の箱詰めの作業が行われた

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 KK横浜貿易倉庫(横浜市都筑区池辺町)で4月4日、使用済みのランドセルをアフガニスタンの子どもたちへ贈る活動「ランドセルは海を越えて」の旅立ち準備ボランティア・イベントが行われた。

高梨沙羅選手ら約220人が作業した

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 ランドセルの主要素材である人工皮革「クラリーノ」を製造販売しているクラレ(東京都千代田区)が主催する同活動。6年間使用したランドセルを全国から集め、ノートなどの学用品を詰めて、勉強道具が不足しているアフガニスタンの子どもたちに贈る。2004年から活動は始まり、これまでに9万個以上のランドセルが子どもたちに届けられた。

 今年も1月からウェブサイトを通じて使用済みランドセルを募集。全国から約8000個が寄せられた。

 当日は同社社員のほか、ランドセル寄贈者、活動を後援する国際協力NGOジョイセフ(公益財団法人)、社団法人日本かばん協会ランドセル工業会の呼び掛けで集まったボランティア約220人が集合。同社所属のノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅選手も参加して、開梱・検品・学用品の箱詰めの作業「旅立ち準備」を行った。

 「ランドセルは海を越えて」を担当するジョイセフの支援事業グループプログラム・オフィサーの佐藤幸子さんは「この活動を知ってからランドセルを大切に使うようになった、など寄贈いただいた子どもたちからコメントもいただいている。アフガニスタンの子どもたちの支援は大切だが、国内の子どもたちにも良い影響がある。これからも遠くの国の子どもたちへの思いを直接届けていきたい」と話す。

 「旅立ち準備」が整ったランドセルは5月にアフガニスタンへ向けて出発。各種検品などを経て、9月末には子どもたちに届けられる予定。

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