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横浜・都筑にボッシュ新社屋完成 5月に渋谷から本社移転へ

完成したボッシュの新社屋

完成したボッシュの新社屋

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 自動車部品を扱う「ボッシュ」(東京都渋谷区)が5月27日、都筑区の新社屋へ本社移転する。

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 横浜市営地下鉄センター北駅とセンター南駅の間にある約1万2000平方メートルの敷地に建設した同社屋。この敷地は港北ニュータウン開発初期に「文化施設用地」として造成された土地で、2017(平成29)年に「区民文化センターの基本構想に関する検討」が始まり、2018(平成30)年には土地活用のための事業提案型公募で、同社を代表企業としたグループが事業予定者として決まった。区民文化センターと同社の研究開発施設を一体で建設して、完成後に文化施設は横浜市へ売却する。

 新社屋となる研究開発施設は3月31日に完成。地上7階、地下2階、延べ床面積5万3000平方メートルの施設で、実験施設や事務所、ワークショップエリアなどを備える。1階には一般利用可能なカフェ「cafe 1886 at Bosch」や貸し会議室(有料)も併設して、順次営業を始める。現在敷地内に建設中の都筑区民文化センター「ボッシュホール」は9月に完成予定。地上4階、地下1階の施設で、2階には約300席のホール、1階にはギャラリーやリハーサル室を設ける。

 本社移転で、東京と横浜に点在する同社の事業部やグループ企業在籍の約2000人の従業員が新社屋に移転。都筑区牛久保には1990(平成2)年から研究開発施設を設置しており、同社によると、今回の移転でボッシュグループ全体の4割以上の従業員が横浜・都筑に集約するという。

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