東京大空襲を生き抜いた人々を描いた長編ドキュメンタリー映画「ペーパーシティ 東京大空襲の記憶」が8月28日、横浜市緑区民文化センター「みどりアートパーク」(横浜市緑区長津田2)で上映される。
1945(昭和20)年3月10日午前0時過ぎ、米軍の爆撃機が東京を襲った。日の出までに10万人以上の死者を出し、東京の4分の1が焼失した。
同作品はこの東京大空襲を生存者3人の証言と共に約80分にまとめたドキュメンタリー。東京を拠点にするオーストラリア人映画監督エイドリアン・フランシスさんの長編ドキュメンタリーデビュー作となる。
主催する市民グループ「ひと・まち」長津田倶楽部の佐々木京子代表は「戦地に行った人、原爆に遭って死んだ人だけが戦争ではない。全国の空襲でいまだに体や心に傷を持っている人がいることを、この映画を見て少しでも多くの人に知ってほしい」と話す。
上映後はエイドリアン監督と「東京大空襲の戦後史」(岩波新書)の著者で毎日新聞記者の栗原俊雄さんをゲストに迎えたトークショーも予定する。
13時開場、13時30分上映開始。料金は1,000円。「ひと・まち」長津田倶楽部(TEL 070-6640-8727)まで申し込みが必要。