よこはま動物園ズーラシア（横浜市旭区上白根町）でフランソワルトンの赤ちゃんが6月16日に一般公開された。

　フランソワルトンは霊長目オナガザル科のサル。中国南部からベトナム北部にかけて分布しているが、生息数が少なく国際自然保護連合（IUCN）のレッドリストで絶滅危惧種（EN）に指定されている。

　同園ではこれまで、10頭のフランソワルトンを飼育してきたが、5月29日に赤ちゃん1頭が誕生した。フランソワルトンは黒い毛だが、生まれたばかりの赤ちゃんは生後4カ月～半年の期間だけオレンジ色の毛となる。これは群れのなかで「子守行動」を誘発させるためといわれている。

　フランソワルトンの赤ちゃんの展示は当面11時～14時を予定。合わせて6月26日までの期間は展示場前で愛称投票を呼び掛けている。候補は「ポンズ」「ペッパー」「ジャム」の3つ。

　開園時間は9時30分～16時30分。入園料は大人800円、中人（高校生）300円、小人（小・中学生）200円、小学生未満無料。