写真家の中井菜央さんの個展と横浜市所蔵カメラ・写真コレクション展を同時開催する「あざみ野フォト・アニュアル」が1月29日、横浜市民ギャラリーあざみ野(横浜市青葉区あざみ野南1)で始まる。
同展は、横浜市が収蔵するカメラや写真のコレクション約1万件を活用した展示と現代の写真表現を紹介する。
中井さんは雪をモチーフにしたシリーズを手掛けるため、2015年から毎年冬に新潟県津南町で過ごし、撮影活動を続けてきた。今回は約6年間撮りためてきた作品の中から、初公開となるシリーズ「雪の刻(とき)」約50点を展示。作品は雪国特有の重層的な「時間」の響きを捉えた。
併せて、「横浜市所蔵カメラ・写真コレクション展」ではカメラの歴史をテーマに、19~20世紀の各時代の特徴的なカメラや技術を革新したカメラ、同時代の写真、関連資料を展示する。
会期は2月27日まで。時間は10時~18時。入場無料。今後の状況によって内容や時間の変更、中止の可能性あり。