見る・遊ぶ

日本神話を題材にお米使ったアート作品 あざみ野で「安部寿紗展」

安部寿紗/日の目みる/2019年/紙、線香

安部寿紗/日の目みる/2019年/紙、線香

  • 2

  •  

 お米を使った現代アートを制作する安部寿紗さんの作品が現在、横浜市民ギャラリーあざみ野(横浜市青葉区あざみ野南1)ショーケースギャラリーで展示されている。

[広告]

 同館エントランスを会場に、これから活躍が期待されるアーティストの作品を展示するショーケースギャラリー。今回は「黄金町アーティストインレジデンス」のメンバーでもある若手現代アーティストの安部寿紗さんがピックアップされた。

 安部さんは兵庫県出身で1984年生まれ。2007年からお米を主題にした作品制作を始め、圧倒的な数の中にある一粒の可能性や小さな楕円形の中の距離・時間・永続的なものを表現してきた。

同館学芸員の日比谷安希子さんは「安部さんは一粒の種もみからたくさんの種もみが実る米の生命力に魅了されて、その生態や米にまつわる伝承を取り入れた作品を制作している。本展では日本神話の天孫降臨を題材に、米を通して記憶や文化が継承されていく物語を表現した新作を展示する。私たちの生活と自然との関係に目を向けていただけたら」と話す。

 会場時間は9時~21時。会期は3月21日まで。観覧無料。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース