「日本大好きプロジェクト」による伝統文化体験ワークショップが10月3日、大倉山記念館(横浜市港北区大倉山3)で始まる。
実業家で東洋大学学長を務めた大倉邦彦が、伝統文化を学び、心を鍛える場所として創建した同館。今年創建88年を迎えることから、日本の伝統文化の素晴らしさや楽しさを紹介するワークショップを企画した。
講師には多摩大学村山貞幸ゼミの「日本大好きプロジェクト」を招く。同プロジェクトではこれまで、幼稚園や保育園、高齢者施設などで、さまざまな日本の伝統文化を楽しむ訪問型ワークショップを行っている。
ワークショップの対象は4歳~大人で、10月から12月まで全6回開く。第1回は10月3日で、扇子をテーマに紙芝居による扇子の歴史やクイズ、オリジナル扇子作りなどを行う。以降は「水墨画」(10月17日)、「紙漉(す)き」(11月14日)、「藍染め」(11月29日)、「ちぎり絵」(12月12日)を予定。
同プロジェクトの松下健斗さんは「扇子は古来、さまざまなものを表現するために使用されてきた。扇子の文化を通して、表現力、発想力を養っていただけたら」と話す。
第1回の開催時間は午前=10時~11時、午後=13時30分~14時30分(事前予約制)。参加費は500円。