慶応義塾大学日吉キャンパス(横浜市港北区日吉4)で6月13日~18日、学生主体の環境イベント「環境週間2011」が開催される。
同大学の公認学生団体「環境サークルE.C.O.」などが中心となって毎年6月に開催している同イベント。一般の参加・来場も可能で、「週間から習慣へ」をキーワードに、キャンパス利用者や周辺住民らに環境問題をより身近に感じてもらうきっかけとなる企画を数多く実施する。
10回目を迎える今回は、フェアトレード商品の販売(13日~18日)や講演会(13日・14日)、日吉キャンパス構内や付近の住宅街に落ちているゴミを拾って回るクリーンアップ(13日・15日・17日)などを予定する。
フェアトレード商品は、「環境サークルE.C.O.」と慶応義塾生活協同組合の共同企画として、フィリピンの児童買春問題や少数民族支援に取り組むNGO「プレダ基金」から届けられるドライマンゴー(270円)を販売。講演会では、13日はフェアトレードをテーマに、タレント・リポーターの末吉里花さん、HASUNA(東京都港区)社長の白木夏子さんがトークを展開。14日は同大学経済学部の細田衛士教授が環境経済学の立場からリサイクルについて語る。
そのほか、日吉キャンパスで日頃から取り組まれているエコ弁当容器「ミンミ・リ・リパック」のピーアールキャンペーン(13日~17日)や、東京大学・早稲田大学・フェリス女学院大学の環境サークルの学生も交えたディスカッション「環境学生が考える明日」(18日)なども企画する。
慶応義塾大学理工学部2年生で「環境サークルE.C.O.」総責任者の南里大輔さんは「毎年恒例で一般の方も気軽に参加できるクリーンアップに加え、今年はフェアトレードをキーワードとした取り組みを行う。慶応の学生や地域住民にフェアトレードのことを知ってもらい、問題意識を持ってもらいたい」と話す。