東急田園都市線長津田駅北口にある「みどりアートパーク」(横浜市緑区長津田2、TEL 045-986-2441)地下1階ギャラリーで現在、1935(昭和10)年代から現代までの長津田を撮影した写真をテーマにした公募写真展「長津田十景と長津田の風景」が開催されている。
「みどりアートパーク」は2013年にオープンした緑区民文化センター。ギャラリースペース(約134平方メートル)のほか、ホール(約340席)、リハーサル室(約124平方メートル)、練習室、会議室なども完備する。
今回は再開発の進む長津田駅周辺の風景・景観の再発見を目的に写真を公募。長津田は古くは旧大山街道の宿場町としても栄えた町で、歴史的な場所や景勝地などもある。なかでも長津田の見どころを選んだ「長津田十景」も知られている。
「長津田十景」は、大林寺の大林晩鐘、御野立落雁、大石神社の大石観桜、王子神社の王子秋月、東急田園都市線すずかけ台駅近くの高尾暮雪、天王社の天王鶯林、下宿晴嵐、長津田小学校脇の長坂夜雨、玄海田公園隣で見られる長月飛蛍、長津田みなみ台公園の住撰夕照の10カ所。
昨年10月から「長津田」の写真を募集したところ、長津田十景のほか、1935(昭和10)年代から現代までの地域を記録した写真約80点が集まった。
藤井ゆずる館長は「長津田十景のすべての写真はそろわなかったが、この町の古い風景が多く集まった。長津田の景観の素晴らしさを広く知っていただき、まちの歴史や文化を大切にして愛着を持っていただけたら」と話す。
展示は15日まで。開催時間は10時~17時(15日は16時終了)。入場無料。