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たまプラで住民創発によるエネルギー事業会社始動へ-太陽光発電事業など展開

地域説明会で挨拶するたまプラーザぶんぶん電力代表取締役の高橋新志さん

地域説明会で挨拶するたまプラーザぶんぶん電力代表取締役の高橋新志さん

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 自然エネルギー100パーセントの街を目指す非営利型エネルギー事業会社「たまプラーザぶんぶん電力」(横浜市青葉区美しが丘1、TEL 045-516-8037)が9月26日、株式会社として始動する。

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 2011年3月の東日本大震災福島原発事故をきっかけに、NPO法人「森ノオト」は、暮らし目線でエネルギーシフトを考える「あざみ野ぶんぶんプロジェクト」を開始。2013年には、同活動から発展した「たまプラーザ電力」活動が横浜市と東急電鉄による「次世代郊外まちづくり」の住民創発プロジェクトに認定され、エネルギーに関する各種研究、勉強、視察、啓発活動を展開してきた。

 同社はこれらの活動を前身として、100パーセント再生可能な自然エネルギーでまかなえる街を目指して設立することとなった。事業内容は、エネルギーコンシェルジュ事業(省エネ・節電のための市民相談窓口の開設)、自然エネルギー発電事業(近隣住民の屋根や土地を借りて太陽光発電事業を計画し環境にやさしい電源を確保)、スマートコミュニティ事業(利益は広く地域に還元)など。非営利型株式会社として、次世代の安全な暮らしやまちづくりを提案する。資本金35万円。役員は7人。

 9月15日には、たまプラーザのコミュニティーカフェ3丁目カフェ(美しが丘1)で地域説明会が行われ、代表取締役に就任した高橋新志さんは「3丁目カフェや青葉区近辺でエネルギー関連のイベントも行うので、ぜひ参加してほしい。皆でエネルギーについて語り合えたら」と話す。社名の「ぶんぶん」には、ミツバチ1匹の羽音は小さいが、たくさん集まれば大きな共鳴になる、という意味があるという。

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