現在建設中の「横浜環状北線(きたせん)」でトンネル掘削しているシールドマシンが3月7日、新横浜から約5.5キロ離れた終点の子安台に到達した。
同路線は、第三京浜道路「港北インターチェンジ」から首都高速神奈川1号横羽線「生麦ジャンクション」を結ぶ全長約8.2キロの自動車専用道路。全体の約7割(約5.5キロ)がトンネル区間で、外径約13メートル、重さ約2,000トンの世界最大級のシールドマシン2機(ナッピー号とコッピー号)を使い上下線のトンネルを掘り進めてきた。
シールドマシンは2010年10月に新横浜大橋沿いの立坑(たてこう)を発進。1日約12メートルの速度で掘削するとともに、トンネルの壁も作ってきた。
昨年10月には生麦方面行きトンネルを作っていたナッピー号が子安台に到達していたことから、今回のコッピー号(港北方面行きトンネル)の到達で、シールドマシンを使ったトンネル掘進工事は完了。今後は床版(車両が走行する道路面)、防災設備の設置作業等の工事を進めていき、2016年の路線完成を目指す。