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浜なし使った水菓子「浜梨物語」-大倉山の和菓子店で

販売中の水菓子「浜梨物語」

販売中の水菓子「浜梨物語」

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 東急東横線大倉山駅近くの老舗和菓子店「青柳」(横浜市港北区大倉山1 TEL045-531-0407)は現在、希少な「浜なし」を使った水菓子「浜梨物語」を販売している。

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 1951(昭和26)年創業の同店では、創業以来国産材料にこだわり、職人がひとつひとつ季節感を大切にした菓子作りを行ってきた。

 「浜なし」とは、横浜市内で栽培する梨の通称。生産量が少ないため直売所や農園直販でのみ販売し、市場には出回らないので希少価値が高い。現在は港北区内でも約20軒の農家が栽培している。

 「浜梨物語」は、同店が2009年に当時の区長から港北区政70周年の記念に「浜なし」を使用した菓子製作を依頼されて誕生した商品。第24回神奈川県菓子コンクールで優秀賞を受賞している。参考にする和梨を使用した菓子がほとんどなかったため、製作には苦労したという。

 港北区で収穫された浜なし(品種は豊水)を使用した同商品。もっちりとした柔らかいゼリーの中に梨の食感が残る、上品な甘みを楽しめる水菓子となった。価格は1個200円。

 代表取締役の田辺太一さんは「浜梨物語は冷たくして食べるのが一番おいしい。デザートとして生クリームやフルーツをトッピングしても合うのでお試しいただけたら」と話す。

 営業時間は9時~20時。同商品の販売期間は7月上旬~11月下旬。

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