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横浜のものづくり交流スペースがパン提供-近隣パン店とコラボ

ものづくりのためのコミュニティースペース「いのちの木」

ものづくりのためのコミュニティースペース「いのちの木」

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 ものづくりのためのコミュニティースペース「いのちの木」(横浜市都筑区仲町台1、TEL 045-945-2223)は10月1日から、近隣パン店の協力でパンの提供を行う。

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 仲町台の地域活動支援センター&コミュニティーカフェ「マローンおばさんの部屋」を運営するNPO法人「五つのパン」が企画した同スペース。横浜市の「地域のセーフティーネット推進モデル事業」の補助も受け、高齢者と障害者、地域の人が交流できるスペースとして4月から本格稼働した。施設内の広さは約25坪。

 8月からはもっと気軽に交流できる場作りのためにカフェをオープン。特選ダージリンティー(420円)、アイスコーヒー(450円)、手作りスコーン(320円)などを提供してきたが、軽食の提供を要望する声が大きかったことから今回のパン販売を始める。

 協力するのは近隣のパン店「ブルーコーナー」で、同施設が公園の入り口に立地することから、公園に気軽にもっていけるようなものやカフェメニューと一緒に食べられようなものを用意。メニューは有機あんぱん(160円)、北海道えびすカボチャパン(180円)、抹茶白あんぱん(180円)など15種類。

 オープン以来高齢者が持っている技術や知恵を障害者に提供し、共同でものづくりを行っていくことを推進してきた同施設。スペース内には革細工や、手作り製本、本の修復、手工芸などができる作業場があり、ワークショップなどを通して高齢者と障害者、地域との交流の場を作ってきた。

 同NPO代表の岩永敏朗さんは「多世代間の交流の場でありたい。その交流のきっかけとしてパンやドリンクは欠かせないので、今回の提供が決まった。オープン以来、高齢者と地域の良い関係もできてきたので、そうしたつながりで街として高齢者や障害者を支えられるような姿が理想」と話す。そのほか同パン店プロデューサーのハンマーさんは「仲町台の商店同士のこうしたコラボレーションで街が盛り上がってくれたら」とも。

 営業時間は11時~18時。土曜・日曜定休。

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