インフォ・ラウンジ(横浜市都筑区中川中央2)は7月13日、利用者が周囲に自分の意志を的確に伝えるための絵カードを配布するウェブサイト「たすくカードマーケット」を公開した。
発達障害のある子どもやその家族支援などを行っている「たすく」(鎌倉市)とスマートフォン向けのコミュニケーションアプリの共同開発を行っている同社。同アプリは登録されているコミュニケーションカードを選択していくことで、正しい文法の文章が作成され、読み上げられるもので、第6回キッズデザイン賞も受賞している。
同サイトでは、アプリで使われている絵カードの画像データを配布。画像データをダウンロードして印刷することで、療育などで利用できる。今後はアプリの利用者がオリジナルで作った絵カードの提供やアプリから直接アクセスしてさまざまな絵カードを利用できるようにする予定。スマートフォンとともにリアルでも使えるようにすることで絵カード活用の場を増やす。
同社代表の肥田野正輝さんは「今後は発達障害の研究を行っている大学と連携して、ピクトグラムなどの絵カードを提供してもらい、使えるようにしたい。その他にも連携できるところがあれば有料無料関わらずさまざまな絵カードがそろえられたら」と話す。