港北・小机で高齢者の見守りボランティアをIT支援する実証実験

小机の要支援の高齢者を見守るボランティア

小机の要支援の高齢者を見守るボランティア

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 港北区小机で現在、要支援高齢者の見守りボランティアをITで支援する「地域支え合い情報基盤サービス開発提供事業」の実証実験が行われている。

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 IT関連の調査コンサルティングを展開しているシンクタンク「イデア・フロント」(東京都新宿区)が、中小企業庁の「ものづくり・商業・サービス革新補助金」を得て行っている同事業。携帯電話と同社が開発した独自システム(メールサービス)を使って、見守り情報を収集し、見守る側・見守られる側の双方の負担軽減と、緊急時に関係機関がスムーズに連携できる基盤作りを目指す。

 今回は小机で長く要支援高齢者の見守りを続けている「小机見まもりプロジェクト」の協力の下、4月からこの仕組みを運用してきた。現在14人の高齢者が携帯電話を持ち、10人のボランティアは、携帯電話から送られてくる情報を確認して、見守りを行っている。7月からは城郷小机地域ケアプラザへ、集約した情報を提供するシステムの試験運用も始まり、高齢者の緊急事態に備えている。

 同社の内田斉さんは「これまで別の場所でも、このサービスの実験を行ってきたが、見守る側・見守られる側双方からは好評を得てきた。今回の小机は、もともとネットワークができたコミュニティーだが、このシステムの導入によって、支え合いや気遣いのコミュニケーションがより深まっていると思う」と話す。

 実証期間は9月まで。

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