ハウスクエア横浜(横浜市都筑区中川1)で3月10日・11日、子どもたちだけで「子どもの理想の街」をつくるイベント「ミニヨコ2012 ミニヨコにおいでよ」が開催され、11日には来場した子どもたちが黙とうをささげた。
選挙権のない19歳以下の子どもたちが集まり、実際に数日間「ミニヨコ」という子どもの街を作る同イベント。「大人口出し禁止」を原則とし、子どもたちはアイデアを出し合いながら街を作り、就労や政治、都市計画など社会の仕組みを遊びながら学ぶ。
今回は2日間合わせて約1000人の子どもたちが来場。NTT東日本による災害時特設公衆電話の体験や、東日本大震災の被災地である福島県の高専生・瀬和麻理奈さんをゲストに招いた講演会も開催。東日本大震災から1年となる11日には、子どもたちの提案で黙とうをささげた。
黙とうの声をかけた瀬和さんは「地震は予期せず起こるもの。今当たり前に過ごしている日々が、突然当たり前でなくなる。子どもたちには、地震への備えをすると同時に、今回の震災からさまざまなことをしっかり学んでほしい」と話した。