慶応日吉キャンパスの寄宿舎、市の歴史的建造物に認定

創建当時の浴場棟(横浜市提供)

創建当時の浴場棟(横浜市提供)

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 慶応義塾大学日吉キャンパス(横浜市港北区日吉4)の寄宿舎が10月14日、横浜市認定歴史的建造物に認定された。

現在の寄宿舎

 1934(昭和9)年の同大学日吉キャンパス開設と共に建設された同寄宿舎。南寮、中寮、北寮の3棟と浴場棟で構成されている。

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 設計はホテルオークラ東京のメーンロビー、帝国劇場などを設計した昭和初期の建築家・谷口吉郎。戦時中の海軍への貸与、戦後の米軍による接収を経て、現在中寮のみ寄宿舎として使用されているが、戦前に建てられた高等教育機関の寄宿舎で現役の建物は希少だという。

 横浜市は「歴史を生かしたまちづくり要綱」により、「横浜らしい景観」をつくる歴史的建造物を認定し、歴史的景観の保全を図っている。今回は同寄宿舎の南寮(鉄筋コンクリート造り、3階建て)と浴場棟(鉄筋コンクリート造り、地下1階地上2階建て)が認定された。

 今後は、老朽化の進む外観の復元や南寮の整備、浴場棟活用の検討を進めながら改修していく予定。