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白丸・赤丸誕生前の味復活 ラー博に一風堂限定出店

原点のラーメン

原点のラーメン

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 博多「一風堂1994」が2月9日に新横浜ラーメン博物館(横浜市港北区新横浜2)に出店した。3カ月間の期間限定。

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 「昭和33年の下町」を再現した館内に、全国のラーメン店(時期ごとに入れ替わる)が出店する同館。「フードアミューズメントパーク」が存在しなかった1994(平成6)年に、全国のラーメン店の中から、8店舗が集まり開館した。

 2024年3月に開館30周年を迎えることから、2022年から開館時の7店舗(現在出店中の「こむらさき」を除く)がリレー形式で出店する「あの銘店をもう一度 94年組」がスタート。第5弾として「一風堂」が出店した。

 一風堂は1985年(昭和60)年に、福岡市大名で営業を始めたラーメン店。もともと博多駅近くでバーを営業していた創業者の河原成美さんが「女性が1人でも気軽に入れるスタイリッシュなラーメン店」を目指して開店した。それまでのラーメン店のイメージとは異なった「おしゃれな店」だったこともあり、口コミで来店客は増えて繁盛店になったという。同館には1994(平成6)年~2001(平成13)年の期間出店。

 今回は同店の定番ラーメン「白丸」「赤丸」が生まれる前の1994年当時の味を復活させたため、「一風堂1994」として出店。豚頭だけを使ったクリーミーなとんこつスープ、九州産の6種類のしょうゆを使ったかえし、で同店原点の味を提供する。

 メニューは「原点のラーメン」(950円)、「チャーシューメン」(1,250円)、「スペシャルラーメン」(1,300円)ほか。

 同館営業戦略事業部の栗原幸司さんは「期間中は一風堂の歴史の中でエポックメイキングとなったメニューの復活も予定している。昔の一風堂を知る人もそうでない人も、ワクワクしていただける3カ月間になるのでは」と話す。

 営業時間は日によって異なる。入場料は、大人=380円、小中学生・高校生・シニア(60歳以上)=100円、小学生未満無料。「一風堂1994」の出店は5月12日まで。

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