横浜市立荏子田小学校(横浜市青葉区荏子田3)で9月17日・18日、市民グループ「荏子田おやじの会」主催による学校宿泊体験会「荏子小に泊まろう!」が開催された。
父親同士のコミュニティーを作り、活動する同会。これまでに父親同士のつながりを作るための集まりのほか、地域の自治会や学校と協力して各種イベントを行ってきた。
今回は同小学校の許可を得て宿泊体験会を企画。同会に所属する父親たちと同小4年生以上の児童約30人が参加し、ドッジボールやシアター上映会、寸劇、キャンプファイアなどを楽しんだ。
夕食では学校に常備されている災害時に炊き出しを行うための大型炊飯器も登場したほか、夜は東日本大震災以降注目されている段ボールベッドを作り体育館に宿泊。児童たちは思い出作りに、参加した父親らには災害に備えた防災訓練となった。
今回のイベントでキャンプリーダーを務めた清水康考さんは「今はこうして学校に泊まることはないのでは。子どもたちには良い思い出と共に、体育館に泊まるというのはどんなものか、みんなで協力するとはどんなものかを感じてもらえたと思う」と振り返った。「今後もこうしたイベントを続けていきたい」とも。