佐賀・唐津の「らぁ麺 むらまさ」が6月27日に新横浜ラーメン博物館(横浜市港北区新横浜2)に期間限定出店する。
「昭和33年の下町」を再現した館内に、全国のラーメン店(時期ごとに入れ替わる)が出店する同館。30周年を迎える2024年に向けて、過去に出店したラーメン店が2年間かけてリレー形式で出店するプロジェクト「あの銘店をもう一度」を昨年7月に始めた。
プロジェクトの18店舗目となる「らぁ麺 むらまさ」は、ご当地ラーメンが無い地域に新たなラーメンを作ろうと、同館が2009(平成21)年に企画した「新ご当地ラーメン創生計画 第3弾」で誕生したラーメン店。支那そばや創業者の佐野実さんをプロデューサーに迎えて、唐津市で造園業を展開するグリーンアーツが出店事業主となった。同館には2009(平成21)年9月~2010(平成22)年4月の期間出店し、その後は唐津市菜畑に本店をオープンして現在も営業を続けている。
佐野さん最後のプロデュース店となった同店では、玄界灘の塩を使った「塩らぁ麺」を提供。さまざまな種類の塩がある中で、佐野さんがほれ込んだのは玄界灘に囲まれた加唐島で作られる「一の塩」で、この塩をメインに、アゴ(トビウオ)や昆布などの魚介系ダシと豚をメインにした動物系ダシをブレンドしたスープを使う。
提供メニューは「玄界灘塩らぁ麺」(950円)、「玄界灘玉塩らぁ麺」(1,100円)、「玄界灘塩ちゃーしゅー麺」(1,250円)ほか。
同館営業戦略事業部の工藤有佳さんは「海に面した唐津市の食文化からヒントを得てたどり着いたのは、玄界灘の塩を使った「塩らぁ麺」。その味はとんこつの本場・九州に「塩」で挑むことができるほどの自信作なので、この機会にぜひ銘店の味を楽しんでほしい」と話す。
営業時間は日によって異なる。入場料は、大人=380円、小中学生・高校生・シニア(60歳以上)=100円、小学生未満無料。「らぁ麺 むらまさ」の出店は7月17日まで。