社会福祉法人グリーン(横浜市青葉区鴨志田町)が販売するドライパスタ「横浜ナポリタン」が11月18日、日本ナポリタン学会の認定商品になった。
日本ナポリタン学会は横浜発祥といわれるスパゲティ「ナポリタン」の認知を広めることを目的に活動する団体。基準を満たしたナポリタン提供店舗やナポリタン関連商品の認定を行うほか、関連イベントの企画なども展開してきた。
福祉作業所として、農作業や食品加工などを行っているグリーン。生産した野菜や近隣農家の果物などを加工したドライ食品は、アンテナショップとうり(鴨志田町)や近隣の店舗などで販売している。
「横浜ナポリタン」は5年前から販売している商品で、乾燥パスタ、タマネギ、ナス、トマトをパッケージにしたドライ食品。フライパンを使って、少量の水とケチャップ、油で炒めるとナポリタンに仕上がる。
18日には同施設で認定式も行われ、同学会の田中健介会長は「家庭で手軽に本格的なナポリタンが楽しめる点などから認定にいたった」と認定理由を話したほか、「特にドライトマトは普段味わうことができない甘さを感じられる。ドライの野菜やフルーツは自家栽培以外にも近隣農家から規格外のものを仕入れているのでフードロスにも繋がる」とも。