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鶏だけを使ったスープの岡山・笠岡「中華そば坂本」、ラー博に限定復活

「中華そば」

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 岡山・笠岡のラーメン店「中華そば 坂本」が10月14日、新横浜ラーメン博物館(横浜市港北区新横浜2)に期間限定出店する。

ラー博出店時の「中華そば坂本」

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 「昭和33年の下町」を再現した館内に、全国のラーメン店(時期ごとに入れ替わる)が出店する同館。30周年を迎える2024年に向けて、過去に出店したラーメン店が2年かけてリレー形式で出店するプロジェクト「あの銘店をもう一度」を7月から始めた。

 プロジェクトの第6弾となるのは「中華そば 坂本」。同館には2010(平成22)年~2011(平成23)年の期間出店した。

 岡山県笠岡市には古くから、多くの養鶏場がありその数は一時300軒を数えた。鶏肉専門の精肉店も多く、戦前から複数の食堂で、鶏を使った中華そばが提供されていたという。中でも「斎藤」(すでに廃業)は笠岡のラーメンに大きな影響を与えたといわれている。笠岡独自のラーメン文化によって、鶏ガラだしのしょうゆスープ・煮鶏のチャーシューという「笠岡ラーメン」のスタイルが確立した。

 戦前の店舗は残っていないが、現存する最古の笠岡ラーメン店といわれているのが、1958(昭和33)年創業の「中華そば 坂本」。もともと鶏専門の精肉店だった創業者が、その経験を生かしてオリジナルでその味を生み出した。

 同館での提供メニューは中華そば(850円)、大盛り(1,000円)、ミニ(650円)など。

 広報担当の小林綾子さんは「タレ・スープ・チャーシュー・脂とすべて鶏。笠岡伝統の『純鶏』のラーメンで鶏を味わい尽くして」と話す。

 出店は11月3日まで。営業時間は日によって異なる。入場料は、大人=380円、小中学生・高校生・シニア(60歳以上)=100円、小学生未満無料。

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