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失った演奏機会取り戻す 青葉区の中高吹奏楽部の演奏会、クラファンで実現へ

青葉台「フィリアホール」で演奏を行う。写真は過去の演奏の様子

青葉台「フィリアホール」で演奏を行う。写真は過去の演奏の様子

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 新型コロナウイルスの影響で演奏機会を失った地域の中学・高校7校の吹奏楽部を招く演奏会「青葉台エールコンサート2021」が11月23日、横浜市青葉区民文化センター「フィリアホール」(横浜市青葉区青葉台2)で行われる。

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 ホールが入る商業施設「青葉台東急スクエア」では、2009(平成21)年から館内アトリウムで、地域の中学・高校の吹奏楽部による演奏会「スクエアコンサート」を毎年催してきた。昨年からは新型コロナウイルスの影響で、演奏会が見送りになっている。一方各校ともコンクールや外部演奏会の中止が相次いでいた。

 今回は生徒らにステージ演奏の機会を贈りたいと、同館有志メンバーが「青葉台エールコンサート2021」開催に向けてプロジェクトを企画。7月~9月に運営資金をクラウドファンディングで募った。保護者や各校のOB・OGなど全国から総額226万8,000円の寄付が集まったことで、演奏会開催にこぎ着けた。

 演奏会の出演は、鴨志田中学校、もえぎの中学校、青葉台中学校、谷本中学校、田奈中学校、緑が丘中学校、横浜翠陵中学・高校の吹奏楽部。鑑賞はクラウドファンディング支援者のみ。

 プロジェクトの有志メンバーで同館総務管理担当の倉田勇輝さんは「新型コロナウイルス禍で制限を強いられていた地域の生徒に向けて、何か応援できないかという思いから企画に至った。開催資金調達のためのクラウドファンディングにも多くの支援を受け、心から感謝している。当日は生徒たちの思い出に残るようなコンサートにしたい」と話す。

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