東名高速道路「横浜青葉インターチェンジ」と第三京浜道路「港北インターチェンジ」を結ぶ、「高速神奈川7号横浜北西線(ほくせいせん)」工事現場で1月24日、報道機関向けに全線が公開された。
「ほくせいせん」は延長約7.1キロの自動車専用道路で、約6割(約4.1キロ)がトンネル区間(横浜北西トンネル)となる路線。3月22日16時に開通予定で、開通後は横浜北線(きたせん)とつながり、東名高速道路と横浜都心・臨海部のアクセス向上や保土ヶ谷バイパスの混雑緩和が期待される。
当日は横浜港北ジャンクション(現港北インターチェンジ)や横浜青葉ジャンクション(現横浜青葉インターチェンジ)、横浜北西トンネル、防災設備などが公開された。
横浜北西トンネルは、2017(平成29)年にシールドマシン(掘削機)が緑区北八朔町の立て坑を出発。1日最長20メートルを掘り進め、約16カ月で掘削完了した。トンネルは途中鶴見川や横浜市営地下鉄グリーンラインと交差するため、綿密な計測の基、作業が行われた。
当初は2022年の開通を予定していたが、近隣住民の理解によって用地取得期間が短縮されたほか、掘削工事と同時に道路設備の工事が行われたため、約2年早く開通にこぎ着けることができた。