
新横浜ラーメン博物館(横浜市港北区新横浜2)内の「支那そばや」が12月1日、惜しまれつつ卒業する。
「支那そばや」は1986(昭和61)年に藤沢に創業した老舗ラーメン店。2014年に逝去した創業者の佐野実さんは「ラーメンの鬼」「食材の鬼」などの異名をもち、よりおいしいラーメンのためにその調理法のみならず、徹底的に食材にもこだわり、全国を渡り歩いていた。
同館では2000(平成12)年の出店以来20年近く営業。季節限定や各種コラボレーションしたラーメンを次々発表していた。
現在卒業企画として、佐野さんの功績をまとめた記念冊子「支那そばやのすべて」が販売されているほか限定グッズの抽選会も開催中。11月7日からは卒業ラーメン「美瑛産小麦の塩らぁ麺」の期間限定販売も始まった。
「美瑛産小麦の塩らぁ麺」は究極の麺を味わってほしいという思いから麺とスープだけの素ラーメン。今年秋に収穫されたばかりの美瑛産新麦「春よ恋」を独自ブレンドした麺を使用し、スープは佐野さんがラーメンのためにかけ合わせた「山水地鶏」をはじめ、数種類の地鶏、金華豚、羅臼昆布、本節、鯖節、焼干し、サンマ節、シロエビ、ホタテ貝柱に数種類の塩をブレンドした特製のものとなる。価格は1,000円(1日100食限定)。
同館プロジェクト課の中野正博さんは「支那そばやは多くのラーメン店に影響を与えたラーメン界のレジェンド。特に自家製麺・国産小麦の普及に尽力された。『美瑛産小麦の塩らぁ麺』はまさに支那そばやの歴史そのものを形にした現段階での集大成となるラーメン」と話す。
営業時間は日によって異なる。同館の入場料は、中学生以上=380円、小学生・シニア(60歳以上)=100円、小学生未満無料。