菊名桜山公園(横浜市港北区菊名3、通称カーボン山)で7月23日、トークイベント「港福一夜城vol.8 野菜と食とまちのこと@菊名桜山公園」が開催される。
港北エリアで次代の福祉を担う人が集まり、語り合うこのイベント。2016年に始まり、これまで港北区内各所で7回開催されてきた。
今回は、福祉的就労と関連が深い農業がテーマ。ゲストに、脱サラ後に区内高田地区で就農し、無農薬・無科学肥料栽培の野菜を生産している古川原琢さん、菊名で地産地消の「野菜レストランさいとう」を営業する齊藤良治オーナーシェフを迎え、野菜や食について話を聞く。
企画を担当したNPO法人びーのびーの企画室の畑中祐美子さんは「港北区は野菜や卵などの直売所が30カ所以上ある、実は緑多い地産地消のまち。先祖からの土地で農業を守る人が減るなか、区内の農業で新しい試みをされているゲストにお話しをうかがう」と話す。
会場の菊名桜山公園は八重桜の名所として知られる公園。もともと「第一カーボン」が所有していた土地であったため、地域では「カーボン山」の愛称で親しまれてきた。
2001年には、マンション建設予定地となったが、地域住民による「桜の森を守る会」が発足し、自然を守る活動が続けられた。2010年には、横浜市が土地を買い取り、公園として整備している。当日は地域の緑を守ったカーボン山の歴史についても語られる。
開催時間は18時30分~20時45分(18時開場)。参加費1,000円(高校・大学生500円、中学生以下無料)。要申込。