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横浜アリーナでBリーグCS決勝 アルバルク東京が勝利、1万2千人が熱狂

Bリーグ2代目王者に輝いたA東京の選手たち

Bリーグ2代目王者に輝いたA東京の選手たち

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 横浜アリーナ(横浜市港北区新横浜3)で5月26日、Bリーグの今季王者を決める「チャンピオンシップ」決勝が行われた。

赤く染まったアリーナ内

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 レギュラーシーズン60試合を勝ち上がった8チームが出場したチャンピオンシップ(CS)の最終戦となったこの日。決勝に駒を進めたのは、千葉ジェッツふなばし(以下、千葉)とアルバルク東京(同、A東京)。チケットは一般発売日に完売し、会場には約1万2000人が来場。両チーム共に「赤」をチームカラーにしているため客席は赤色に染まった。

 ムービングライトや炎を使った演出で、場内の熱気が高まる中始まった試合は、リバウンドからの速攻で千葉が先制すると、A東京はすかさず田中大貴選手がドライブ(ドリブルで相手を抜くプレー)で得点を取り返すなど、拮抗(きっこう)した展開となった。第2クオーター(Q)は、千葉のシュートが決まらず得点を重ねることができない。A東京は田中選手が起点となり連続得点を挙げたほか、ブザービーターとなったジャワッド・ウィリアムズ選手の3ポイント(P)ラインを大きく越えるロングレンジの3Pシュートも決まり、43対33とリードを奪った。

 千葉は後半、マイケル・パーカー選手がバスケットカウント(得点に加えフリースロー)となるゴール下のシュートを決めるなど、オフェンスリバウンドで粘りを見せ一時5点差に詰め寄ったが、最終Qに入っても、司令塔である富樫勇樹選手がA東京の激しいディフェンスにリズムをつくることができず、85対60でA東京が勝利。Bリーグ2代目王者に輝いた。

 A東京ルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチ(HC)は「選手一人一人が、最初から最後までフィジカル面・メンタル面共にしっかりとしたプレーをしてくれた。長いシーズンを共に戦った結果、優勝できたことを感謝している」と喜びを表現。キャプテン正中岳城(たけき)選手は「信じてきたことを40分間通してできたからこそ、最後に優勝トロフィーを掲げることができた。最高の瞬間だった」と振り返る。MVPに選ばれた田中選手は「きつい練習を皆で耐えて結果が出てうれしい」とも。

 千葉・大野篤史HCは「課題がみえた試合だったが、今シーズン頑張ってきた選手たちのことは褒めたい」と振り返った。厳しいディフェンスにあった富樫選手は「ほぼ40分間、千葉らしさが無い、全く良くない試合になってしまった」と悔しさをにじませつつ、「A東京のDFをほめるべき」としのぎを削った相手をたたえた。キャプテンの小野選手は「後半に我慢し切れなかったところで弱さが出た。終わってしまったことは仕方ないので、一年頑張って来年またここに戻って来たい」と前を向く。

 タイムアウト時には、各チームのチアリーダーらが場内を盛り上げたほか、ハーフタイムには、5人組ダンス・ボーカルユニットFlowBackが、Bリーグの今季公式テーマソング「BREAKOUT」を披露した。

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