都筑区都田・池辺エリアで5月8日、「ボランティアバス」の実証運行が始まる。
幅員の狭い道路や急な坂道などが多く、路線バスの運行が困難な同エリア。高齢者や子育て世代の買い物や通院など、日常生活の移動手段確保が必要と、以前から意見が多かった。
同エリアでは昨年、都田連合町内会と池辺連合自治会のメンバーを中心とした「都田・池辺地区ボランティアバス準備会(現・協議会)」が発足。同エリアで建設中の高速道路「横浜環状北西線」の建設関連企業による「地域貢献協議会」と横浜市都筑区とともに検討を重ねて、今回の実証運行が決まった。
ボランティアバスは8人乗りの小型ミニバン(乗客定員は6人)。横浜環状北西線建設関連企業による地域貢献協議会が提供した。運転は地域のボランティア約20人が行い、燃料費などは横浜市が支援する。
4月17日にはららぽーと横浜で「都田・池辺地区ボランティアバス発進式」が開催され、関係者によるテープカットが行われた。都田・池辺地区ボランティアバス協議会の村田輝雄会長は「多くの皆さんのご協力で運行が始まる。これが新しい地域の足になることに期待する」とあいさつした。
運行ルートは都田と池辺をそれぞれ回る2路線で、週2日・1日5便運行する。実証運行は2018年度末までを予定。乗車無料。乗車には事前登録が必要で、申込書は各町内会館・自治会館や都筑区役所区政推進課で配布。