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町工場と地域つなぐ役割に意欲 東山田に準工業地域の魅力伝える一般社団法人設立

地域住民が町工場を訪れる企画などもこれまで展開されてきた

地域住民が町工場を訪れる企画などもこれまで展開されてきた

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 東山田工業団地に9月16日、準工業地域で働く人と住む人による新しい社会づくりを目指す「一般社団法人横浜もの・まち・ひとづくり」(横浜市都筑区東山田4)が設立された。

子どもたちが準工業地域をまち探検

 中小の工業系企業・工場と一般住宅が混在する「準工業地域」。近年は宅地開発が広がっており、早くから新住民との騒音や住環境についてのトラブルが懸念されてきた。

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 東山田工業団地内にある工業用電気ヒーターの製造・販売を手掛けるスリーハイ(東山田4)は、地域住民と企業が相互に理解し合うことが必要と2013年から活動を始めた。近隣の小学校や中学校などの生徒、そして地域の他の企業と協力をしながら「防災マップづくり」「こどもまち探検ツアー」「東山田オープンファクトリー」など多彩なプログラムを展開している。

 これまでは同社のCSR活動として展開してきたが、多くの企業や団体と一緒に活動を発展させるため、今回新たに一般社団法人を設立。今後はこれまでの活動を続けていくのと、各工場から出された廃材などを再利用するプロジェクトなど新たなプロジェクトも始める。

 同法人の通称は「2080=にまるはちまる」で、同法人の20の力で準工業地域の企業や住民など80のアクションを起こせたら、という願いが込められる。この地域で得たノウハウを、他の多くの準工業地域でも生かしていきたいという。

 蟹江千里理事は「小学3年生が東山田工業団地のまち探検を行ったとき、プラスチック片や金属の材料など、普段は廃棄をしている廃材に目をキラキラさせていた。その目を見た時に、このまちにはたくさんのすばらしい宝があることに気づかされた。多くの企業には世に誇れる技術とこうした子どもたちに魅せることができるものがある。この活動で、まだ見えていないまちの魅力を引き出していきたい」と話す。