よこはま動物園ズーラシア(横浜市旭区上白根町、TEL 045-959-1000)で3月19日、釧路市動物園から来園したホッキョクグマ「ツヨシ」の一般公開が始まる。
「ツヨシ」は12歳のメスのホッキョクグマ。生まれたときオスだと思われていたため名前は「ツヨシ」となった。
国内のホッキョクグマ飼育頭数は減少傾向にあり、全国のホッキョクグマ飼育園間では、個体移動をすることで繁殖行動を促している。ツヨシはその一環で来園した。
釧路市動物園から3月1日に「嫁入り」したツヨシは、健康状態や展示場での行動などが良好であったことから、一般公開が決定。しばらくはツヨシの様子を見ながら、展示スケジュールを組んでいく。
展示場には、釧路市動物園のホッキョクグマを応援している市民団体「ツヨシプロジェクト」からのメッセージも紹介され、ツヨシの人気の高さ、ファンの多さがうかがえる。「ツヨシへのメッセージやウェディングドレス姿のツヨシ、缶バッジなどがツヨシプロジェクトさんから送られ、ツヨシへの深い愛情が感じられる。個体の移動でここまでの盛り上がりはなかなかない」と担当者は話す。
一般公開に先がけて、15日に行われたメディア向け内覧会では、展示場を元気よく動き回るツヨシを見ることができた。今後は同園で飼育されているオスの「ジャンブイ」(23歳)との繁殖に期待がかかる。
19日は10時30分よりツヨシお披露目会を開催する。
入園料は、大人(18歳以上)=800円、中人(高校生)=300円、小人(小・中学生)=200円、小学生未満無料。今後はツヨシにちなんでホッキョクグマ関連イベントも予定する。