勝田団地第1集会所(横浜市都筑区勝田町)で12月23日、イケア港北による高齢者世帯へのLED電球贈呈式が行われた。
イケア・ジャパンと横浜市は9月に、持続可能社会を目指した連携協定を締結しており、省エネルギー対策などを進めている。今回はイケア港北(横浜市都筑区折本町)の近隣にあり、高齢化が進む勝田団地の70歳以上が暮らす世帯へ「省エネ・安心・快適な暮らし実現」を目的にLED電球600個を寄贈した。企画は横浜市の温暖化対策を推進する「横浜あかりプロジェクト」の一環でもある。
全41棟約2300人が居住する勝田団地では、約半数が高齢者で、70歳以上の1人暮らしも多い。2008年には、かちだ連合自治会や民生委員、社会福祉協議会などの団体が協力して「かちだ地区おもいやりネットワーク連絡会」を設立し、毎週水曜日に高齢者が気軽に集まれる居場所「サロンひだまり」を開所してきた。
当日は今年最後のサロンひだまり開催のなか、サンタクロース兼イケア港北副店長のギャビン・ハーバードウォールズさん、イケア港北スタッフ、畑澤健一都筑区長らが駆けつけLED電球贈呈式が行われた。LED電球への交換作業は、高齢者では難しいことから、交換作業も同時に提供する。
ハーバードウォールズ副店長は「世界最大のホームファニシングカンパニーとして店舗を展開しているが、それぞれの店舗がそれぞれの地域のコミュニティーと交流することは重要。今回の寄贈は、横浜市との協定と当社のより快適な生活をより多くの人へというビジョンとも重なる」と話した。
贈呈式後は代表世帯で、実際にLED電球への交換も実施。ハーバードウォールズ副店長も世帯へ出向き、電球交換を行った。