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横浜・綱島、幻の桃使った地ビール-今年も販売好調

横浜ビールの季節限定「綱島桃エール」

横浜ビールの季節限定「綱島桃エール」

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 綱島産の桃を使ったフルーツビール「綱島桃エール」の販売が、今年も好調となっている。

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 明治中期頃から昭和初期にかけて桃の一大生産地であった横浜・綱島。そこで作られる綱島桃「日月桃(じつげつとう)」はブランド桃として有名だった。現在この「日月桃」は、綱島では桃農家の「池谷家」が唯一栽培しており、「幻の桃」とも呼ばれる。同ビールはこの「幻の桃」を使ったもので、スッキリとした口当たりの中にふんわりとした桃の香りが特徴となっている。製造は横浜ビール(横浜市中区)。

 毎年早春に販売しているが製造量が限られているため、店頭でもすぐに売り切れる。同社代表の太田久士さんは「全国から問い合わせが来るが、伝統を守っている池谷家の桃を使用したビールを地元に返すことが大切だと思っている。ぜひ綱島の皆さんに飲んでいただきたい」と話す。

 同ビールは桃の収穫量によりビールの製造量が変わってくる限定生産。今年は800リットル以上の生産となった。今春出荷分は、綱島周辺の取り扱い店では売り切れが多いが、イトーヨーカドー綱島店(横浜市港北区綱島西2)には若干の在庫が残っているという。

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