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大倉山のパン店、岩手県・大槌町にコッペパン専門店出店

現地の主婦がパン作りを行う

現地の主婦がパン作りを行う

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 大倉山のパン店「TOTSZEN BAKER’S KITCHEN(トツゼンベーカーズキッチン)」(横浜市港北区大倉山2、TEL 045-548-0568)が2月2日、東日本大震災被災地の岩手県大槌町にコッペパン専門店「TOTSZEN COPPEPAN FACTORY OHTSUCHI(トツゼンコッペパンファクトリー大槌)」(岩手県上閉伊郡)を開店する。

水玉模様の店舗

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 同店オーナーの岸本拓也さんは、個人経営のパン店の情報交換の場「小さなパン屋ネットワーク」代表を務めるほか、開業プランナーとしても活動。復興支援計画のなかの町民アンケートで「焼きたてのパンが食べたい」という声が多く寄せられたことが出店プロジェクトのきっかけとなった。

 今回の出店は公益社団法人公東日本大震災雇用・教育・健康支援機構の事業の一環。岩手県にはもともと良質な南部小麦を使ったコッペパン文化があり、今回のプロジェクトと結びつくことで経済活性化を目指す。

 ピンク色の水玉模様がデザインされたプレハブ店舗は床面積は約75平方メートル。取り扱うコッペパンはクリーム、惣菜などをはさんだ30種類(1個140円~240円、大槌町民は半額)を予定。現在現地の主婦5人がパン作りの修業を行っている。

 岸本さんは「パンは食文化の底辺を支えるとともにさまざまな可能性をもっている。大槌町周辺は、復興はまだまだな状態で、皆さんに足を運んでいただき現状を知ってもらえたら」と話す。

 営業時間は9時~17時。月曜定休。

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