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被災地で落語会「東北福寄席」開催へ-港北の会社員が企画

宮城県名取市の仮設住宅で落語会を開く。

宮城県名取市の仮設住宅で落語会を開く。

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 港北区在住の会社員・望月大作さんが12月18日、東日本大震災の被災地・宮城県名取市の仮設住宅で落語会「第2回東北福寄席」を開く。

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 ツイッターやユーストリームを使って公開講座やイベントを企画する「ツブヤ大学」などを手掛けている望月さん。震災直後、ソーシャルメディア上のやりとりで「今自分たちができること」として「被災地に落語を届けるのはどうか」というアイデアが出たことから、有志と共に同落語会を企画した。

 以来、東京都内のカフェやライブハウスでチャリティー落語会を開催。その収益金を利用し、6月には知人の紹介から、宮城県名取市の仮設住宅で「第1回東北福寄席」を開いた。

 チャリティー落語会は10月までに5回開催しており、今回も準備が整ったため、「第2回東北福寄席」を企画。当日は三遊亭楽生さんや翁家勝丸さんらが出演する。

 望月さんは「今回の震災を受け、自分たちで今、何ができるかを考える中でつながった有志の仲間で、チャリティー落語会やオリジナル手拭いの販売を重ね今回の寄席につながった。できるだけ長くこの活動を続けていきたい」と話す。

 同プロジェクトは現在、プロジェクト支援サイト「READYFOR」で支援者を募り、「第3回東北福寄席」に向けた準備も始めている。

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