子どもたちだけで「仮想の街」をつくるイベント「ミニヨコ」が8月10日から、現代美術の国際展「ヨコハマトリエンナーレ2011」の特別連携プログラム「新・港村」に出展する。
NPO法人ミニシティ・プラス(横浜市都筑区中川1)が主催する「ミニヨコ」は、「大人口出し禁止」を原則とし、選挙権のない19歳以下の子どもたちが集まり、就労や政治、都市計画など社会の仕組みを遊びながら学ぶことができるイベント。毎年都筑区を中心に市内各所で開催されてきた。
同イベントは今回、新港ふ頭にある展示場「新港ピア」(中区新港2)で開催される「新・港村」に出展。国内外約180のアーティスト、建築家、団体、企業などが出展し、アート作品や建築家などの「仕事の様子」を見せる中、子どもたちだけで、子どもたちだけの村「ミニヨコ・アートビレッジ」を作る。
期間中、子どもたちが横浜・都筑で作った野菜の展示を行うほか、同14日には全国40カ所で同様に行われている「子どもの街」イベントに参加している子どもが集まる「U-19(アンダーナインティーン)シンポジウム」も予定する。
これまでのミニヨコに参加してきた中学3年生の斎藤宙さんは「これまでの『まち』とは違った新しい村が楽しみ。大人にも子どもが作った村を見に来てほしい」と話す。
出展期間は10日・12日~14日。実施時間は11時30分~17時。チケットは中学生以下=無料、高校生当日=200円、大学生当日=250円、一般当日=300円。