高齢者向けドラレコデータ分析 新横の企業と交通安全協会が市内で調査開始

ドライブレコーダーの映像を分析して交通安全に役立てる

ドライブレコーダーの映像を分析して交通安全に役立てる

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 ドライブレコーダーの映像解析業務を展開しているジェネクスト(横浜市港北区新横浜3)は11月1日、横浜市交通安全協会と協業して実施する「高齢者向けドライブレコーダーモニタリング調査」を開始した。

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 運転中の映像や音声を記録する車載カメラ「ドライブレコーダー」は、事故前後の運転映像データを使って、交通事故の検証や分析ができることから近年注目を集めている。同社では20代~50代ドライバーのドライブレコーダー映像データを保有しており、普段の運転映像を分析することで、事故だけでなく交通安全にも役立てられるとしている。分析したデータと同社の特許技術を使って交通安全プログラムの自動化も進めている。

 今回は70歳以上の高齢者ドライバーの運転特徴を収集するため、横浜市交通安全協会と協業。市内各所の高齢者ドライバー(モニタードライバー)から、約1カ月間の運転映像データを集める。

 同社映像解析技術部の保田亜希さんは「高齢者の交通安全について対策が求められている昨今、なにか当社でできることはないかと考えて、今回の調査にいたった。多くの運転映像データを集めることにより、そのデータをビッグデータマッチングさせ、分析することで、運転操作の癖などを判断できれば、未然に事故の発生も防げるかもしれない。交通安全定義の革新によって、当社として社会貢献できたら」と話す。

 さまざまな運転映像が集まり分析が進むことで、交通安全のほか、自動運転技術への活用にも期待がかかる。

 モニタードライバーは市内の地区交通安全協会とともに募集するが、同社では一般の70歳以上のドライバーへ、5時間までの映像データを使った交通安全分析も行う予定(ドライブレコーダーを設置している車両に限る)。

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