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国学院大学たまプラの養蜂企画4年目 一般参加の採蜜や親子向けワークショップも

8月2日に開催されたワークショップの様子。
子どもたちはミツバチを間近に見られるキットを使って観察した

8月2日に開催されたワークショップの様子。 子どもたちはミツバチを間近に見られるキットを使って観察した

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 国学院大学たまプラーザキャンパス(横浜市青葉区新石川3)では現在、養蜂企画「万葉エコBeeプロジェクト」が行われている。

採蜜の仕方も体験した

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 同大学創立130年を迎えた2012年に、記念事業の一環としてスタートした養蜂企画。横浜の街中でミツバチを育てている「HAMA Boom Boom!Project」の協力などを得ながら、学生たちを中心に活動を続けてきた。ミツバチは行動範囲(半径約2キロ圏内)に生育している草花から蜜を採ってくることから、養蜂を通して地域の自然環境を意識するきっかけを作り、共同で作業を行うことで人と人のつながりを広げる。

 養蜂は同キャンパス屋上で行われており、学外の参加者を募集した採蜜も実施。4年目の今年はこれまでに合計56キロほどのハチミツが採蜜されており、学内カフェのメニューに使われるほか、瓶詰めにして地域のイベントなどでも提供している。

 8月2日には地域の親子を対象に、ミツバチの生態や採蜜の仕方などを学ぶ「親子deミツバチ教室~ミツバチマスターになろう~」も開催され、約20人の親子らが参加した。当日は学内の教室で、ミツバチの観察や採蜜、ハチミツの試食なども行われた。

 プロジェクトに参加している同大学初等教育学科2年の島田春希さんは「実物のミツバチを興味津々に観察していた子どもたちには、この活動をきっかけに生き物の大切さや地域の自然を意識してほしい。子どもたちにこうして何かを教えていくことは、学校の先生を目指している私たち学生にとっては将来の役にも立つと思う」と話す。

 採蜜は9月頃まで、毎週土曜日に行っている。採蜜への参加方法は同プロジェクトのホームページで確認できる。今後も親子向けのワークショップを開催予定。

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